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「団塊の世代」の特徴や評価については、肯定的なものから否定的なものまで色々存在し、それは時代背景などにも大きくかかわってきます。ここで、これまで言われてきた「団塊の世代」の特徴をいくつか挙げてみたいと思います。ただ、断っておきたいのはココに挙げる特徴は個々の性格によっても違ってくることを分かっておいてくださいね。
おもに目立つのは、このような特徴です。もちろん、個人差はありますがたいていはこういう特徴が見受けられるのではないでしょうか。なかでも5番目に書いた競争の激しさ。これは「団塊の世代」の強い競争心からくるものです。しかも自己主張も比較的強いため、かなり激しい競争になることもあります。ですが、競争に勝っていざ一人になると、結局は付和雷同し、多数派に…なんてこともあり得ます。こういうところが「団塊の世代」の特徴の矛盾点ともいえるかもしれませんね。
次は「団塊の世代」の時代背景から特徴や他世代との異なる点を見てみましょう。「団塊の世代」の人たちがまだ学生だった頃、一部の学生のあいだで大学を封鎖するなどの学生運動が盛んになりました。ですが、「団塊の世代」の多くは卒業と同時に保守派にまわったとされています。このことからも分かるように「団塊の世代」は全体的に保守的な傾向が見られますね。
また、「団塊の世代」ではそれまで多かったお見合い結婚から恋愛結婚をする人が増えたことも特徴的です。さらに、この世代から核家族の志向が強まったといえるでしょう。家庭を大事に思う反面、会社での競争がいっそう激しくなって家庭をかえりみない男性も多いです。一方、「団塊の世代」の女性は他世代よりも専業主婦がダントツで多く、こちらも根底にあるのは「女性は家を守る」といった保守的な考え方なのでしょうね。
「団塊の世代」の特徴から少しは他世代との違いを垣間見ることができたでしょうか?ここでは決定的に異なる点を探ってみたいと思います!それは、やっぱり何といってもステレオタイプだという点が挙げられますね。ステレオタイプは紋切り型、型どおり、固定観念、画一的などさまざまな言葉に言い換えることができます。
このステレオタイプとは物事に対して決まったイメージや考え方を持つことをいいます。たとえば外国人が抱く日本人に対するステレオタイプ的なイメージは仕事人間・いつもメガネをかけている・旅行に行くときは必ず首にカメラをぶら下げている…などです。「団塊の世代」はステレオタイプの考えを持つ人が大勢いると考えられています。これらのステレオタイプの人たちは考えが単純で底が浅く、個性がないのが特徴と言われているんですよ。いったんステレオタイプ的な考えを持ってしまうとなかなかそこから抜け出せなくなってしまうので気をつけなければなりません。
他世代と比べて、「団塊の世代」の人たちはどちらかと言うと新しいものを受け入れるのは苦手なのではないでしょうか。他世代は決まった考えにしばられることは少なく、新しいものもすんなりと受け入れる傾向にありますが、「団塊の世代」はそれが簡単にはできないようですね。
人は誰でもプラスの面、マイナスの面いろいろ持ち合わせています。ただ、他世代と比較して、少しだけ大きな時代の変化の中で育った「団塊の世代」は独特の考え方をするようになったのだと思います。「団塊の世代」については本当に色んな意見があると思いますが、ここで「団塊の世代」がどのように評価されているのかを見ていきましょう。
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