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まずは壮年期の説明からすることにしましょう。壮年期についても様々な年齢区分があります。1970年代に当時の通商産業省(現:経済産業省)によって生涯を乳幼児期、少年期、青年期、壮年前期、壮年後期、高年期に分けることになりました。そのほか、児童福祉法によると壮年期は30代後半〜50代とされていたり、違う解釈では30代〜40代半ばだったり色々です。
ここでは壮年前期・後期という分け方を前提にお話しようと思います。この区分でいくと、壮年前期が30〜44歳、壮年後期が45〜64歳ということになります。冒頭でもお話したように、「団塊の世代」に限らずあらゆる年代で壮年期はエネルギッシュな良い時期とされています。では、「団塊の世代」がどんな壮年期を送っていたのかというと、ちょうどその時期はバブルがはじけて不景気が続いていました。
特に男性に関していえば、自分の身体や家族のことをそっちのけで会社に身をささげる人が数多く出てきた時期です。 年功序列制度でしかも賃金も高いのが「団塊の世代」が壮年期だったときの勤務形態でした。これがその後1990年代〜2000年前半にかけて若い世代が悩まされた就職難の原因ともささやかれています。
壮年期に入り、急に気になりだしてくるのが健康に関してではないでしょうか。それまではあまり気にしていなかった身体のことも年齢を重ねるごとに心配になってくるものです。特に今、テレビなどでも話題になっているメタボリックシンドロームには注意しなければなりません。
壮年期からちゃんと健康に気を配ることが定年退職後の快適な生活にもつながります。体調を維持するためにも定期的に健康診断を受けることをおすすめします。あと、できれば体重や体温、脈拍などセルフチェックもしたほうがいいですよ。ここで、健康な身体作りのポイントをいくつか紹介しましょう。
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